施工例

奈良市のエクステリア・ガーデン専門店　株式会社ハシグチガーデン

生駒郡・M様邸の新築外構工事をご紹介します。

シックなダークトーンのサイディングに白い玄関ドアが映える、モダン・アメリカンスタイルのM様邸。
平家建てのガブルルーフ（切妻屋根）と大きなカバードポーチ、そして明かり取りの窓の白いトリムも、アメリカン・ハウスを彷彿とさせます。
ポーチ以外のサイディングは、昔懐かしい木造校舎を思わせる落ち着いたブラウンが使われ、日本の景観にも馴染むデザインとなっています。
エクステリアは「懐かしさとモダンの融合」をテーマに、スタイリッシュな住宅のデザインコンセプトを壊さないよう、ナチュラルかつシンプルに仕上げました。

広いカバードポーチは日差しや雨を遮るだけでなく、家族や友人との交流の場にもなります。
枕木調のパーツ材を玄関先に立て並べ、ポーチとアプローチをさりげな仕切り、門柱を兼ねさせました。
サインの上にはビンテージ・デザインのマリンライトをとりつけ、夜間の門周りを明るく照らします。
ダークな木調色がシックな枕木のスリット門柱は、足元と周囲の緑をくっきりと引き立て、通りからも小さな自然を楽しめる空間となっています。

門柱まわりは安山岩を自然風に据えて土留にし、ロックガーデン風に。周囲は防草シートを敷設後に割栗石と砂利でカバーして、日常のメンテナンスを軽減させています。
M様邸の植栽は常緑のソヨゴなど野山の雑木を中心に、山野の情景を思わせる宿根草を植えました。
ダークブラウンの枕木門柱を背景にカラーリーフの下草が鮮やかに生え、目を惹きつけます。

アプローチは御影の板石をステップ状に配置し、大谷石で仕上げられたカバードポーチへ繋いでいます。
あえてシンプルにデザインすることで、丁寧に仕上げられた天然御影石の美しい意匠が際立ち、大谷石のポーチを引き立ててくれます。

南に面した広く深い軒の中には、Ｌ字型のビルトイン・ポーチ（ウッドデッキ）が設けられています。
ご家族がポーチでゆっくりとくつろげるように、庭の外周は背の高い目隠しフェンスでしっかりと囲い、お庭全体のプライバシーを確保しました。
フェンスは天然木のようなリアルな木目模様を再現した、グローベン「プラドフェンス」。
腐食に強く美しい人工木樹脂フェンスで、表面にサンディング加工を施すことで光沢を抑え、天然木のような独特の模様を実現しています。

駐車場と庭の間の土留めにはブロックは使用せず、天然石を組んで自然な雰囲気に。
広々としたお庭はこれからM様が造園されるため、土を入れて整地し、仕上げています。
これからこのお庭がどんな風に彩られていくのか、とても楽しみですね。

プラドフェンスは色も質感も家の外壁に限りなく近づけています。
フェンスは隙間を極力細くして内部をしっかりと目隠しし、和の印象のウッディなフェンスは家との一体感を高め、同時に自然で美しい町並みの景観も構成しています。
また、家の外観を壊さずにフェンスと一体と見えるように高さの調整にもこだわり、生駒石の土留上部の基礎にブロックを積み増しし、最適な高さに仕上げました。
家の基礎は元々道路よりも高いため、フェンスで囲うことでより道路からの視線がより遮られ、庭だけでなく家の中のプライバシーも守ってくれます。

水場は鮮やかなブルーのモザイクタイルをメインに、昭和を思わせるクラシックなタイルでアレンジ。
ダークな色調の外壁に青空のようなタイルがくっきりと映え、庭のモダンなアクセントとなっています。

和と洋、そして懐かしさとモダン。
相対するイメージを融合させて、それぞれの良さを互いに引き立てた、家だけでなく町並みまでも一体化させたエクステリアとなりました。